正しく覚えておこう!信用取引における二種類の「担保」

信用取引は独特の仕組みを持った取引手法

株取引においては信用取引は欠かせません。全く利用しないような人でも、信用取引に関わる指標は投資スタンスにも大きく影響するため、全くの無関係ではいられないのが現状です。この信用取引は、証券会社から資金や株などといった有価物を借り、それを元手として株取引を行う特殊なものですが、その特殊性ゆえに、現物取引と比較してやや複雑な面も持ち合わせています。少しでも自分の投資に役立てるために、そういった信用取引における基礎的な知識も収取しておきましょう。

信用取引における違う意味の「担保」

信用取引を行うに当たっては、現物取引の際に必要となる資金は全くいりません。代わりに、損失によって生じた借りた有価物の毀損分を補うための費用が必要になってきます。それが「委託証拠金」と呼ばれるものです。投資家に有価物を貸す際の信用情報になるため、この委託証拠金が一般的に信用取引における担保とされています。しかし一方で、信用取引ではこれと全く違った意味合いで「担保」という言葉が使用される場合があるのです。

担保である委託証拠金に足す「担保」

証券会社によってまちまちですが、およそ信用取引を行う際、委託証拠金は現金ではなく有価証券などでも代用することができます。全てを有価証券で賄うことは不可能なので、証券会社ごとで決められた一定額の現金も入金しておく必要はありますが、普段は口座で保管してもらっているだけの有価証券を機動的に活用できる、非常に利便性あふれる使い方だと言えるでしょう。この委託証拠金を補う目的で足される有価証券のことも、信用取引においては「担保」と呼ばれます。どちらの意味合いで使われているのか、可及的速やかに見分けられるようにしておくと良いでしょう。

株の信用取引の担保(委託保証金)は各証券会社によって違いますが、30万前後の現金もしくは、それに相当する金額の株になります。損害が出ると追加保証金が必要となります。